国際線の新規予約、一転再開

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ぐるり東京 名品さんぽ 名の知れた定番商品から隠れた名品まで。東京のイチオシ商品...

ぐるり東京 名品さんぽ

名の知れた定番商品から隠れた名品まで。東京のイチオシ商品をご紹介します。

「たい焼き」(1個180円)。単品はテイクアウトのみ。店内での飲食はドリンクセットで700円から。

「たい焼き」(1個180円)。単品はテイクアウトのみ。店内での飲食はドリンクセットで700円から。

新店舗が次々と誕生しては消えていく、オールジャンルのグルメ激戦区、東京。そのなかで何世代にも渡ってお店を守り続け、客を魅了し続ける名品、名店がある。なぜ、それほどまでに人を惹きつけてやまないのか。その魅力を探る「名品さんぽ」の第4回は、麻布十番商店街にあるたい焼き御三家のひとつ、「浪花家総本店」を訪ねた。

慶應大卒の兄弟が起業し、都内150店舗に拡大

 空前のヒット曲「およげ!たいやきくん」。日本で最も売れたシングル曲としてギネス世界記録にもなったことのあるこの曲の、モデルとされる店があるのをご存じだろうか。
 場所は、江戸時代に「麻布山 善福寺」の門前町として300年以上栄える「麻布十番商店街」。新旧のお店が林立し、今もイベントやお祭りが盛んな活気あふれる商店街だ。
 その商店街の一角にある「浪花家総本店」がその店だ。創業は明治42年(1909年)で、人形町の「柳家」、四谷の「わかば」の“たい焼き御三家”のなかで最も歴史が古く、年季の入った店の暖簾には「元祖」の文字が記されている。
 浪花という店名の通り、創業者は関西出身だが大阪ではなく神戸。慶應義塾大学に合格して上京した兄弟がそのまま東京に残って大衆食堂を開いたのが始まりという。
「神戸でも御影町という高級住宅地の出身で、会社勤めではなく起業という発想もそうですが、フランチャイズ化して都内に150店舗を出したといいますから、なかなかの資産家だったようです」
 そうあっけらかんと語るのは4代目店主の神戸将守かんべまさもりさんだ。創業者の兄弟は日本橋、九段下にと店を構え、次々と都内に手を広げていった。だが、戦中戦後で縮小し、昭和23年(1948年)に麻布十番に移転。神戸さんの古い記憶も麻布十番からで、店にはいつも3代目である父、守一さんの姿があったという。
「冷めたたい焼きを、軽くオーブンで焼くとまた絶品」と笑う神戸将守さん

「冷めたたい焼きを、軽くオーブンで焼くとまた絶品」と笑う神戸将守さん

ヒット曲、地下鉄開通で店は大繁盛

麻布十番への移転は、その後の店の命運を左右したと言っても過言ではない。
「今は違いますが、当時、店の前に人気の蕎麦屋『永坂更科 布屋太兵衛』があって、そこで食事をした人たちがうちのお店に立ち寄る流れがあったようです」
 客らがこぞって買い求めたもの。それがたい焼きだ。
 考案したのは創始者の兄弟で、すでにあったどら焼きや今川焼きを参考に生み出したのではないかと神戸さんは言う。
「鯛は“めで鯛”という言葉になぞらえて特別な日に食べられていた、庶民にとっては憧れの食材。その鯛をかたどった、どら焼きに近い安価なおやつ、これが当たりました。でも、麻布十番に店がなかったら、ここまで売れなかったじゃないかな」と言って笑う。
 麻布界隈は当時から有名人、著名人が多く、昭和40年(1965年)に女優の新珠三千代さんが新聞で紹介したことを機に注目され、昭和50年(1975年)、前述した「およげ!たいやきくん」の爆発的なヒットで、たい焼きの人気は急上昇し、店の知名度も一気に上がった。
 さらに、平成12年(2000年)には営団地下鉄(現東京メトロ)南北線、都営地下鉄大江戸線の麻布十番駅が開業し、噂のたい焼きを求めて5時間待ちの行列ができたこともあったという。

“庶民のおやつ”だから低コストで高品質を究める

 だが、神戸さんは「たい焼きはおやつとしては最下層」と言い切り、だからこそ安い材料でいかに美味しくするかが腕の見せ所だという。
 常連客には服部幸應さん、叶姉妹、市川海老蔵さんなどの名が次々と飛び出し、有名タレントから政財界の要人まで、一般のお客さんと同様に並び、買う。創業時からターゲットはセレブ層ではなく庶民。子供から年配の方まで気軽に買える“いつものおやつ”であり続けることを信条としている。
「たい焼きの美味しさを決めるのはなんと言ってもあんこ。最近はアクの出ない上品な小豆に品種改良は進んでいますが、たい焼きに合う小豆は、ある程度アクがあって渋があるもの。北海道十勝産の小豆を使っていますが、同じ十勝産でも地域や畑の区画で全然違います。それを見極めて契約農家から小豆を仕入れるようにしています」と神戸さん。
 厳選した小豆は1日150kg、8時間かけて炊き上げ、こしあんのような、なめらかな粒あんに仕上げる。1日で焼けるたい焼きは2000匹。味も塩味を効かせた小気味いい甘さで、胃にスッと溶ける軽さがある。
 サクッと焼かれた薄皮もいい。「あんこを際立たせるための脇役」と神戸さんは言うが、職人技が光る。厚さ約1ミリの均一の薄さで、あんこが頭から尾っぽの隅々までぎゅっと詰まり、それでいて表面には張りがある。
たい焼きの焼き型は単体と複数同時に焼けるタイプがあり、神戸さんは“一本釣り”と“地引き網”と言い分け、“一本釣り”を究める。

たい焼きの焼き型は単体と複数同時に焼けるタイプがあり、神戸さんは“一本釣り”と“地引き網”と言い分け、“一本釣り”を究める。

「私も親父と同じように焼けるまでに、毎日焼いて3年かかりましたよ」と神戸さんは笑うが、勘や経験がものを言う職人技を数値化し、職人技とデータ分析でクオリティを高め、季節や天候、小麦粉の質やあんこの状態を見て、その日のベストな「おいしい!」を引き出す。神戸さんもまた、筋金入りの職人だ。

たい焼き以外の人気メニューにもファンが多い

「母も毎日鰹節を掻いて出汁をとる人で、失敗した料理は食卓にあげたことがないぐらいだから、幼少期から舌は鍛えられていたのかもしれません。味をいくつも足すのではなく、出汁をベースに1つの味を際立たせる。それはたい焼きにも通じる手法です」
 たい焼きを「浪花家総本店」と「それ以外」で区別されるようになりたい、そう熱く語る神戸さん。たい焼きにかける想いは熱いが、たい焼き以外にも焼きそばやかき氷(イートインのみ)のファンも多い。特におすすめなのがあんこの味をシンプルに味わえる「氷あずきミルク」(700円)。
「氷あずきミルク」(700円)は白蜜が添えられ、好みの甘さに調整可能

「氷あずきミルク」(700円)は白蜜が添えられ、好みの甘さに調整可能

 温かなあんこもいいが、冷えたあんこが夏の火照った体には沁みる。口溶けのいい氷と一緒に、口の中に広がる甘さはやさしく、不思議とこめかみも痛くならない。
 甘党の方は、白蜜をかけて甘さを調整でき、たい焼きとかき氷の「熱・冷」のセットで注文する粋な常連客も少なくない。
 だが、たい焼きは“食べ歩き”できる手軽さも魅力のひとつ。神戸さんが紹介しれてくれたのは店から徒歩5分ほどの距離にある麻布山善福寺までの散策。境内にある国の天然記念物の大イチョウは一見の価値ありだとか。
 下町情緒と洗練された都会の空気感をあわせもつ麻布十番商店街。有名人を見かけるチャンスも多いまちなかを散歩するには、味も価格も大きさも、たい焼きの丁度良さは群を抜く。

<今回の取材先>

浪花家総本店
明治42年(1909年)創業。昭和23年(1948年)ごろに九段下から麻布十番に移転開業。平成19年(2007年)にリニューアルして、1階はたい焼き店、2階はカフェスペースの2フロア展開で、スタッフ6人で切り盛りしている。直系列の店が他に4店舗あり、さらに枝分かれした店舗がある。“たい焼きの元祖”と銘打つ、たい焼きと真摯に向き合う実力店だ。

<データ>
住所 東京都港区麻布十番1-8-14
電話番号 03-3583-4975
営業時間 11:00〜19:00
定休日 火曜、第3水曜
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載したお店や施設の臨時休業および、営業時間などが変更になる場合がございます。事前にご確認ください。
※2022年7月12日時点での情報です。
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